GIMXのDIY USB Adapterの製作方法です。

私はハンコン(G27)をPS4に接続するために製作しましたが、
アケコンや他機種パッドを接続した場合でも同じアダプタが使用可能です。

ここで紹介する製作方法は半田付けや特殊な工具を用意する必要がないのでかなり敷居は低いと思います。

部品もすべてアマゾン等で入手可能でしたので必要な方はぜひ製作してみてください。


※USB Adapterの製作は自己責任でお願いします。
  • 必要なもの
    1. Arduino Leonardo
      • 当記事で使用


      • 互換品(動作確認済)

        ※公式wikiサイトではTeensy 2.0が推奨されていますが日本からは入手困難なので当記事では同じチップが搭載されているArduino Leonardoを使用しています。
    2. USBシリアル変換モジュール
    3. USBケーブルA to microB(Arduino Leonardo用)

    4. ジャンパーワイヤー「メス-オス」(Arduinoとシリアル変換モジュールの接続用)

      ※40本セットですが3本だけ使用します。
    5. (任意)Arduino 用ケース
      RICHEN Arduino UNO R3開発ボード用 保護アクリルエンクロージャー/ケース 薄型 コンパクト (RI-ABS-Clear)Arduino UNO R3 透明 アクリル エンクロージャー ケース 薄型 コンパクト

      ※上記の製品はArduino UNO用ですが、Leonardoでも使用可能でした。
      ※左は完成品、右は組立キットでした。


  • Gimx USB Adapterの製作手順
    当記事の製作方法はArduinoのBootloaderを残す方法になります。
    Bootloaderを消去するとファームウェアを変更するための機材が別途必要になりますが
    この方法であればファームウェアのバージョンアップ等がPCのみで可能です。

    1. Arduino Softwareの入手(Arduino USB ドライバ付属)
      下記のサイトよりarduino-1.6.7-windows.exeをダウンロード(1.6.7はバージョン)
      https://www.arduino.cc/en/Main/Software

    2. Arduino Builderの入手(ファームウェア書込用ソフト)
      下記のサイトよりArduinoBuilder-0.9.1.7zをダウンロード(0.9.1はバージョン)
      http://sourceforge.net/projects/arduinodev/files/ArduinoBuilder/
      ※最新バージョンは0.9.3ですが、書込エラーがでるご報告がありました。

    3. Gimx USB Adapterのファームウェアを入手
      下記のサイトからファームウェア(firmwares-5.8.zip)をダウンロード(5.8はバージョン)
      https://github.com/matlo/GIMX-firmwares/releases/

    4. Arduino Softwareのインストール
      arduino-1.6.7-windows.exeを起動してインストールします。
      途中、インストールオプションで必ず「Install USB Driver」にチェックを入れます。
      arduino_setup



    5. Arduino Leonardoのファームウェアの書き換え
      USBケーブルでPC(Windows)とArduino Leonardoを接続します。
      デバイスの認識が完了したらデバイスマネージャーでポート番号を確認しておきます。
      device manager
      私の環境ではCOM6になりました。
      ※うまくいかない場合はArduino Leonardoのリセットスイッチを押してみてください。
      aruduino_relset
      ポート番号を確認したら先ほど入手したArduinoBuilder-0.9.1.7zとfirmwares-5.8.zipを解凍します。
      ArduinoBuilder-0.9.1.7z内のArduinoBuilder.exeを実行します。
      arduino builder
      Board Typeで『Arduino Leonardo』を選択後、『Load Sketch / Hex』 を押して、
      先ほど解凍した「firmwares-5.8」の中から用途にあったファームウェアを選択します。 ※「firmwaresについて」を参照

      ファームウェアを選択後に先ほど確認したポート番号のボタンがあるのでそれを押すとファームウェアの書込が始まります。

      画面にUploading completed!と表示されていれば成功です。
      書込に失敗する場合は書込ボタンを押した直後にリセットボタンを押してみてください。
      arduino_builder_complete

      書込が成功すると先ほどまで認識されていたCOMポートが認識されなくなりますが正常な動作です。
      成功したらPCからArduino Leonardoを外します。

      【firmwaresについて】
      ◇PlayStation4に接続する

      • ゲームパッドやアケコンを接続したい場合
        「firmwares-5.8\EMUPS4\atmega32u4.hex」
        接続したコントローラがDualShock4として認識されます。
        他機種のゲームパッド、アーケードコントローラ、PC用のゲームパッド、マウス、キーボード等を接続する際に使用します。
      • ハンコンを接続したい場合①(G29モード)
        「firmwares-5.8\EMUG29PS4\atmega32u4.hex」
        接続したコントローラがLogicool G29として認識されます。
        G25・G27・DrivingForceGTなどを接続する際に使用します。
      • ハンコンを接続したい場合②(T300RSモード)
        「firmwares-5.8\EMUT300RSPS4\atmega32u4.hex」
        接続したコントローラがT300RSとして認識されます。(FFB未対応)
        G29に対応していないゲームで遊ぶ場合はこちらを使用します。
        クラッチの割り当てができないので問題なければG29モードをオススメします。

      ◇PlayStation3に接続する
      • ゲームパッドを接続したい場合
        「firmwares-5.8\EMUPS3\atmega32u4.hex」
        他機種のゲームパッド、PC用のゲームパッド、マウス、キーボード等を接続する際に使用します。
      • ハンコンを接続したい場合
        「firmwares-5.8\EMUG27PS3\atmega32u4.hex」
        接続したコントローラがLogicool G27として認識されます。
        PS3未対応のハンコンを接続する際に使用します。
        Logicool G29でもPS3で別売りのドライビングフォースシフターが使えるようになります
      • アケコンを接続したい場合
        「firmwares-5.8\EMUJOYSTICKPS3\atmega32u4.hex」
        他機種のアーケードコントローラを接続する際に使用します。


      ◇XBOX ONEに接続する

      • ゲームパッドやアケコンを接続したい場合
        「firmwares-5.8\EMUXONE\atmega32u4.hex」
        接続したコントローラがXBOXONEのコントローラとして認識されます。
        他機種のゲームパッド、PC用のゲームパッド、マウス、キーボード等を接続する際に使用します。

      ◇XBOX360に接続する

      • ゲームパッドやアケコンを接続したい場合
        「firmwares-5.8\EMU360\atmega32u4.hex」
        接続したコントローラがXBOX360のコントローラとして認識されます。
        他機種のゲームパッド、PC用のゲームパッド、マウス、キーボード等を接続する際に使用します。

      ◇PlayStation2に接続する

      • ハンコンを接続したい場合
        「firmwares-5.8\EMUDFPPS2\atmega32u4.hex」
        接続したコントローラがLogicool Driving Force Pro として認識されます。
        PS2未対応のハンコンを接続する際に使用します。



    6. シリアル変換モジュールとArduino Leonardoの接続
      基盤に印字されている文字を参考にジャンパーワイヤー3本を使って接続します。
      TxとRxは互い違いに接続してください。

      [Arduino]            [シリアル変換モジュール]
      GND         ⇔    GND
      Tx            ⇔     Rx
      Rx             ⇔     Tx

      usb_adapter_connection

      leonardo

      これでGIMX USB Adapterは完成です。
      導入方法は下記の記事を参照してください。

      Arduino Leonardoに書き込んだファームウェアを消去する場合は下記の記事を参考にしてください。
      ArduinoLeonardoを購入時の状態に戻す方法
       
  • 参考サイト
    http://blog.gimx.fr/ (Gimx公式)
    http://gimx.fr/wiki/index.php?title=DIY_USB_adapter(Wiki - DIY USB adapter)
  • 更新履歴
    • 2016/01/08(初版)
    • 2016/01/13
      記事の構成を見直し
    • 2016/01/27
      USBアダプタのファームウェアについて追記
    • 2016/02/11
      USBシリアル通信モジュール(CP2102)での動作を確認
    • 2016/06/12
      誤字修正、Arduino用のケースの紹介を追加
    • 2016/06/25
      GIMX5.8に対応


スポンサーリンク